ケーススタディと痛快コメディ


お家のリフォームは無事済んだかしら?ご機嫌いかが?豊川悦司は笑ったよ。あの方一時、尋常じゃないフェロモン量だったよねぇ。ジャコウジカ!ムスク!なんていう流れで、「オトコの魔性」とか、書いてみたかったんだけど…。なんか、最近妙に眠かったりしない?酷暑の疲れか、ただの怠けモードか…。そんなレイジーな秋にオススメするユルDVD発見!男性版Sex and the cityってフレコミの「Entourage」。制作総指揮マークウォールバーグという微妙な豪華さで2004年からHBO制作で放送されているモノ。
ざっくりした設定は…「仲間の1人がとんとん拍子にハリウッドスターに。取り巻き(entourage)たちの環境も一変。さぁどこまで成り上がれるか?」ってカンジなんだけど…。

どうですか?この残念ファッションのオンパレード!誰が「ハリウッドスター役」なのか?すぐには判別不能な庶民的面構え!ステキでしょ?癒し系。(http://wwws.warnerbros.co.jp/entourage/こちらトレーラーもあります)
そういえばSATCが日本で放送された直後も「あぁ、あのおばちゃんしか出てこないドラマ?」って男子に言われたなぁ。
SATCよろしく、OP曲の微妙な仕上がり。SATC=ニューヨーク=ラテンが入ったジャズ=スノビッシュだったんだろけど。Entourage=ハリウッド=L.Aなロック=よく分かんない(♪ウォナビーヨースーパーヒーロー♪と連呼型80'sロック)。一瞬冴えない面々とイケてない主題歌が積もり積もって親近感…が、HBOのやり口なのかしら?
いえいえ、「Entourage」の凄みははここから…
プライベートジェットから降り立った腰にはばっちりイカした「i-podホルダー」。輩は黄色のHummerを乗り回し、ハリウッドスターは友情の証しにマセラッティを親友兼マネージャーにプレゼント(しかもタダで貰ったヤツ)。みんなの問題の焦点は「プレイボーイマンションに出禁の兄をどうやって入れてあげるか?」。出たくない映画、エージェントへの交渉材料は「U2のコンサートの最前列チケットは取れるのか取れないのか?」最大のピンチは「かつてフラれたアイドルとの共演で再燃で、クランクイン前に再フラれでマジへこみ」とか…たたみ掛けるような「ハリウッド成り上がり的カタログ感」。ゲストも、ジェシカアルバやスカーレットヨハンソンと女子は男子受け豪華系なのに、男子はバルキルマーやBow Wowくんと微妙なセレクション。
でも、メンタル面の葛藤は「友情」オンリーでむしろ爽快とも言えます。この夏聞いた、柳沢慎吾さんの
クライマックス甲子園 に似た潔さ。たぶん、男性がSATCに抱く嫌悪感よりはずっと楽に、女子にも受け入れやすい仕上がりなんじゃないかなぁ。「(私)どんな恋をしたら心の充足感が得られる?」ってケーススタディでコメディだったSATC。対して「(仲間と)どんだけこの世界で利欲と名声欲を満たせるか?」の青春ドラマEntourage、たぶんいたってシリアス、期せずして痛快コメディ。両者間の溝は、まんま分かり合えない男女間の生物学的違いに近いの?
いずれにせよ、最近主流の、謎解き、深読み、どんでん返しのないユルユルドラマ。もしも人間関係に疲れたアナタなら…カ.シ.ダ.シ.タ.イ。ちなみに8月に発売になったシーズン2のDVDBOXがお盆後にはHMVで2割引だった優秀さも書いておきます。

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